「神話・歴史」 部門賞
銀座の伝統と文化を継承する荘厳なランドマーク
1881年に服部時計店を創業した服部金太郎は、1894年に銀座4丁目の角地にあった建物を買い取り、社屋へと増改装。その屋上に時計塔を作り、街ゆく人々に正確な時間を伝えた。そして1932年には、2代目となる時計塔が竣工。現在は「SEIKO HOUSE」へと名称変更した建物の歴史ある時計塔は、今も銀座の街に時間を伝え、またコロナ禍の際には医療関係者への感謝を示すために午後7時に鐘を鳴らすなど、社会へのメッセージを伝える存在としても価値あるものとなっている。このランドマークに入るのが、服部時計店の小売部門を継承する形で1947年に創立したスペシャリティストア「和光」。時代を切り取ったショーウインドウはまさに街の顔であり、また培ってきた審美眼によって選ばれた宝飾品やバッグなど良品を揃える。かつては西洋文化を日本に紹介する場であった銀座は、今はむしろ美しい日本のラグジュアリーを世界に発信する場となっている。セイコーハウスと和光は、変わらない銀座の象徴であり、それと同時に進化する銀座の象徴でもあるのだ。
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和光(代/ 03-3562-2111)
https://www.wako.co.jp/※掲載内容は、すべて2024年5月雑誌発売当時のデータです。